ニコチンについて
ニコチンの依存性
タバコに含まれるニコチンは、合法的に市販されている依存性薬物といえます。
わずかな量のニコチンを繰り返し摂ることにより、依存度が高くなることがわかっています。
しかしながら麻薬と同様に依存性のある喫煙者の多くは「精神的に癒されている」という勘違いをしている方もいるようです。
アメリカでは1987年、精神障害の分類に「ニコチン依存症」の名が登場。WHOでも、アルコールや覚せい剤などと同様、中枢神経に作用して依存を引き起こす「薬物」として位置づけられた。
喫煙によって体内に吸収されるニコチンは、薬物の静脈注射をした場合心臓から脳に到達するのに約1分かかるのに対し、たばこを吸ってから10秒足らずで脳に作用します。
脳に到達したニコチンは、脳のアドレナリン・ニューロンや、前頭葉に及ぶドーパミン・ニューロンを刺激し、脳の中にある心地よい感覚が生まれます。
この点で麻薬と違いがないのです。ただ法律で嗜好品として許されているだけなのです。
このようにニコチンは依存性がある合法の麻薬といえるので十分に注意しましょう
ニコチンの害
たばこに含まれるニコチンは麻薬と同様に依存症を作り出す怖い薬物です。ニコチン摂取を繰り返していくと、ある時期を境に神経伝達物質を自分の力で体外へ排出する力がどんどん低下していきます。
そうなってくると、たばこを吸ってニコチンを吸収していなければいつもと同じ脳の働きが出来なくなり、それをいつもと同じようにする為に更にニコチンを摂取するようになります。
このような状態を「ニコチン中毒」「ニコチン依存」というのです。
ニコチン依存の状態のもとでは、ニコチンを補い、一定量のニコチン濃度を保っていないと、不安やいらつき、睡眠障害、頭の働かない感じ、集中力の低下、不穏など、神経細胞間伝達物質の不足症状を表すようになります。
タバコにストレス緩和作用はあるか
精神的ストレスが出た場合にたばこを吸うと、ニコチンの作用により、一時的にストレスを緩和することができます。
そのため愛煙家の方はタバコには精神を落ち着かせる作用があり、タバコを吸うことによりストレスが発散されると主張する人もいるかと思います。
しかしニコチンの効果は一定の時間しかもたず、その効果のある時間をすぎるとまた精神状態は不安定になります。
実はニコチンにはストレス緩和作用があるわけではありません。
ストレスを緩和させるどころか、ストレスを緩和するような錯覚を起こさせて、逆にストレスを増幅してしまうのです。
離脱症状について
離脱症状とはニコチンの血中濃度が下がってきた際にあらわれる禁断症状のことです。離脱症状としては一般的にイライラ、苦痛、不安、ふるえ、眠気、あくび、だるいなどの症状があらわれます。
ニコチンは入れ替わりが速く、喫煙後約40分から1時間でニコチン血中濃度が少なくなり、いろいろなニコチン離脱症状が現われます。
また一般的に1日の喫煙本数が多く、ニコチン依存度が高いほど早い段階で症状が現われ、その期間が長くなることが多いといわれています。
この離脱症状があるから禁煙が難しくなってくるわけですね。
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